- 【神様のポケット】(渡辺和子)

【神様のポケット】(渡辺和子)

1.修道服についている大きなポケットを私は「神様のポケット」と呼んでいます。
*あいさつや笑顔を、たとえ返してもらえなくても、傷ついたり腹を立てたりするのではなく、自分からあいさつやほほ笑みをするたびに、神様へお渡しできるものがポケットに貯まっていくと考えるのです。 
*神様へお渡しできるものをポケッ...
1.修道服についている大きなポケットを私は「神様のポケット」と呼んでいます。
*あいさつや笑顔を、たとえ返してもらえなくても、傷ついたり腹を立てたりするのではなく、自分からあいさつやほほ笑みをするたびに、神様へお渡しできるものがポケットに貯まっていくと考えるのです。 
*神様へお渡しできるものをポケットに貯めておいて、一番いい時に一番いい人に使ってくださるようにと、神様と約束するのです。

2.私も年齢的にあちこちに出かけていける機会が少なくなっていますが、そんな時にも
*「今、さみしい思いをしていらっしゃる、おじいちゃま、おばあちゃまがいらしたら、神様、私の代わりにその方を慰めてください。誰かをよこし て、そして言葉をかけてください」とお願いするのです。*そのためにも、「神様のポケット」にたくさん貯めておかなければいけません。 

3.マザー・テレサは、笑顔の尊さ、一人ひとりをたいせつにすることを教えてくださいました。*嫌な方とすれちがっても笑顔を見せる。その笑顔は、見た目 には相手の方に対してでありながら「それも神様に差し上げます」という思いで実行するのです。 
*すると不思議なことに、ちっとも損した気がしなくなります。

◆渡辺和子さんにはマザーテレサと会ったときの忘れられないエピソードがあるそうだ。(二度とない人生だから、今日一日は笑顔でいよう/PHP研究所)より
*そのエピソードとは、笑顔についてです。
*マザーは渡辺さんに「私はどんな時でも笑顔で写真に写るようにしています」と話しました。それはマザーと神さまとの約束だからだそうです。
◆カメラマンの中にはぶしつけな人もいます。*目の前でいきなりフラッシュをたいたり、了解もなく、パシャパシャ写真を撮る人もいます。
*しかしマザーはいやな顔ひとつせず、どのカメラマンにも必ず笑顔で応えるのです。
*なぜなら、マザーは神さまにあるお願いをしていたからです。

◆「本当はシャッターを押されるたびに、私は不愉快な気持ちになります。でもその気持ちを表さず、必ず笑顔で写るようにしてます。その代わり、私が笑顔をつくるたびに、神さまのお近くにいる誰か貧しい人をひとり救ってあげてください、と私は神さまとそういう約束をしているのです」*いつも笑顔でいる理由はこれだったのか。
*渡辺さんは誰もいないところで、マザー・テレサからこの話を打ち明けられて感動した、と言っていました。

◆良いことをしたはずなのに悪く言われたとか、挨拶したのに無視されたということがある。
*しかし、逆にいうならそれは「徳」を積んでいるということ。
*悪く言われる度合いが強ければ、その「徳」は多い。

◆しかし、それに対して、言い返したり、文句を言ったりしたら、「徳」はなくなるばかりか、かえってマイナスとなる。*徳が一番高まるのは、それに対して「感謝」すること。

◆徳を積むことを「天の蔵に徳を積む」という。
*まさに、神様のポケットにためることだ。
*笑顔も、感謝も、神様のポケットに「徳」をためる人でありたい。

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